引っ越しの荷造りで「これ、いつ使った?」って調理器具、何個ありましたか
引っ越しのたびに段ボールから出てくる、存在すら忘れていた調理器具。卵焼き器、パスタ用の深い鍋、使い方がよくわからないままの電動調理家電。心当たりのある人、結構多いんじゃないでしょうか。
私も一人暮らしを始めたころは「せっかくだから」と調理器具を一通り揃えたのですが、1年後に見直したら半分近くが数回しか使われていませんでした。狭いキッチンの収納棚はぎゅうぎゅうで、毎回使いたい鍋を取り出すのに他のものをどかす作業から始まる。地味にストレスでした。
この記事は、「モノを減らしたいけど、料理の質は落としたくない」という一人暮らしの人に向けて書いています。「最低限必要な調理器具は5〜6点」という考え方をベースに、多機能アイテムを軸にした調理器具を比較していきます。
🔍 結論だけ知りたい人へ
🔍我慢して減らすのではなく、深型フライパン・マルチポット・万能包丁など「1つで何役こなせるか」で選び直すと、調理器具は自然と5〜6点にまとまります。
「減らす」って聞くと我慢するイメージがあるかもだけど、実は逆なんだよ。1つで何役もこなすアイテムに置き換えるだけで、自然と数が減るの。
🍳なぜキッチン用品はミニマル化しにくいのか
キッチン用品がなかなか減らせないのは、「用途ごとに専用の道具がある」という思い込みが強いジャンルだからだと感じています。卵焼き専用フライパン、麺類専用の鍋、揚げ物専用の鍋。それぞれ専用品があったほうが確かに使いやすい場面もあります。
ただ、一人暮らしのキッチンは収納スペースが限られていて、専用品を増やすほど、普段よく使う鍋やフライパンへのアクセスが悪くなります。私の場合、揚げ物用の小鍋を年に数回しか使わないのに、いつも一番手前に置いてあるメインのフライパンの後ろに押し込んでいて、取り出すたびに小さなストレスを感じていました。
「専用品を持つこと」自体が悪いわけではなく、使用頻度に見合わない専用品が収納の主導権を握ってしまうことが問題なんだと思います。ここを整理すると、キッチンの使い勝手はかなり変わってきます。
✅調理器具を選ぶ基準:何を見て残すか決めるか
まず、複数の情報源で共通して挙げられているのが「一人暮らしミニマリストに最低限必要な調理器具は5〜6点」という考え方です。具体的には次のようなラインナップが目安になります。
- フライパン(できれば深型・蓋つき): 炒め物・煮物・揚げ焼きまで対応できるもの
- 片手鍋: スープ・味噌汁・少量の茹でものに
- 包丁1本: 万能包丁タイプなら果物から肉までカバーできる
- まな板: 大きすぎず、狭いシンクでも洗いやすいサイズ
- 菜箸・ヘラなどの調理小物: 最小限にまとめる
- 計量カップ・スプーン: 兼用できるものを選ぶ
この基準をベースに、道具を選ぶときは次の3点をチェックするようにしています。
- 1つで何役こなせるか: フライパンなら「炒める・煮る・揚げ焼きする」まで対応できるか
- 収納したときのサイズ感: 重ねて収納できるか、フックにかけられるか
- 手入れのしやすさ: 洗いやすい・乾きやすい素材か(コーティングの劣化具合も含む)
📊【比較表】少数精鋭で選ぶキッチン用品タイプ別比較
実際の製品価格・サイズは商品によって差があるため、以下は執筆時点の参考価格帯・目安として扱ってください。
| タイプ | 代替できる専用品 | 参考価格帯 | 収納のしやすさ |
|---|---|---|---|
| 深型フライパン(蓋つき) | 卵焼き器・揚げ物鍋・炒め鍋 | 2,000〜5,000円前後 | 蓋を外せば重ねて収納しやすい |
| マルチポット(片手鍋兼用) | 麺茹で鍋・スープ鍋・蒸し器 | 3,000〜6,000円前後 | 深型で場所を取るが1台で完結する |
| 万能包丁1本 | 果物ナイフ・肉切り包丁・パン切り包丁 | 2,000〜4,000円前後 | 包丁差し1本分で済む |
| 計量カップ兼ボウル | 計量カップ・小さめのボウル | 500〜1,500円前後 | 重ねて他の食器と収納できる |
| 折りたたみまな板 | まな板・水切りトレー | 1,000〜2,500円前後 | 壁面やシンク脇に立てかけられる |
🔍各タイプの詳細レビュー

深型フライパン(蓋つき):最初に手放していい専用品はこれ
私が最初に手放したのは卵焼き器でした。深型のフライパンがあれば、卵焼きも寄せながら焼けば十分きれいに作れますし、炒め物・煮物・揚げ焼きまで1台でこなせます。
蓋がついているタイプを選ぶと、煮込み料理や蒸し焼きにも対応できるので、専用の煮物鍋を持たなくて済みます。私はテフロン加工の26cm前後のものを使っていますが、一人分の料理ならこのサイズで困ったことはほぼありません。
コーティングの劣化は避けられないので、金属ヘラを使わない・急冷しないなど、手入れの仕方で寿命を延ばす意識は必要だと感じています。
マルチポット(片手鍋兼用):麺類も蒸し物もこれ1台
パスタや素麺を茹でる鍋、スープを作る鍋、蒸し器代わりの鍋。これらを別々に持つと、それだけで収納棚の3段分くらい使ってしまいます。
マルチポットタイプは深さがあるので、麺類の茹でこぼれも起きにくく、蒸しかご付きのものを選べば蒸し野菜や温野菜も作れます。私が実際に残したのはこのタイプで、片手鍋・茹で鍋・蒸し器の3つを1台に置き換えられました。
収納面ではやや場所を取りますが、「3個持つより1個の場所を確保する」ほうがトータルでは省スペースになる、というのが使ってみた実感です。
万能包丁1本:研ぐ手間もまとめられる
専用包丁を何本も持っていると、それぞれの切れ味を保つための手入れも増えます。万能包丁1本にまとめると、研ぐ・洗う・しまうの手間もシンプルになります。
私は三徳包丁と呼ばれるタイプ1本だけを残し、果物ナイフとパン切り包丁を手放しました。パンを切る頻度が低かったこともあり、多少切りにくさを感じる場面はあっても、日常使いでは大きな不便を感じていません。
パンを毎日食べる人など、使用頻度が高い専用品がある場合は無理に手放す必要はないと思います。あくまで「使用頻度に見合わないもの」から見直すのがポイントです。
計量カップ兼ボウル・折りたたみまな板は、フライパンや包丁ほど存在感はないものの、収納の圧迫感を減らすうえでは効いてくるアイテムです。
計量カップ兼ボウル・折りたたみまな板の詳細
計量カップ兼ボウル:地味だけど棚の圧迫感が減る
計量カップと小さめのボウルを兼用できるタイプは、地味な存在ですが実は収納の圧迫感に効いてきます。私は計量カップ・小ボウル・粉ふるいの3点を、目盛り付きのボウル1つにまとめました。
厳密な計量が必要なお菓子作りをする人には物足りないかもしれませんが、普段の料理でざっくり計量できれば十分という人には十分な精度です。
折りたたみまな板:シンク脇の圧迫感をなくす
まな板は毎回使うものなのに、意外と収納場所に困るアイテムです。折りたたみタイプやシリコン製の薄いまな板なら、壁に立てかけたりシンク脇に吊るしたりできて、収納棚を圧迫しません。
私は木製の大きなまな板から、薄型のプラスチック製に替えました。切れ味への影響は正直ほぼ感じませんが、洗ってすぐ乾くので衛生面でも扱いやすくなった印象です。
📝実際に手放したもの/残したもの
ここからは私自身が一人暮らしのキッチンを見直したときの、実際のリストです。
手放したもの
- 卵焼き器(深型フライパンで代用)
- 揚げ物用の小鍋(深型フライパンで代用)
- パスタ・素麺用の専用鍋(マルチポットに統合)
- 果物ナイフ・パン切り包丁(万能包丁1本に統合)
- 計量カップ・粉ふるい(計量ボウルに統合)
- 大きな木製まな板(薄型まな板に交換)
残したもの
- 深型フライパン(蓋つき)
- マルチポット
- 万能包丁1本
- 計量兼ボウル
- 薄型まな板
- 菜箸・ヘラ各1本
数えてみると、調理器具は全部でちょうど6点前後にまとまりました。冷蔵庫の中身も含めて収納全体を見直すと、キッチンの使いやすさはさらに変わります。以前の一人暮らし冷蔵庫収納の記事でも書きましたが、収納スペースが狭いなら「モノの数を減らす」と「配置を工夫する」の両輪で考えるのがコツです。
一気に全部手放さなくていいんだよ。使わないものから1つずつ、で十分だからね。
📐収納スペースが狭い場合のサイズ選びのコツ
一人暮らしのキッチンは、収納棚が浅かったり、シンク下のスペースが狭かったりすることが多いです。買い替えのときは、次の点をチェックすると失敗しにくいです。
- 重ねられる形状か: フライパン・鍋は、取っ手が取り外せるタイプだと重ねやすい
- 吊るせるか: 菜箸・ヘラ・お玉はS字フックでコンロ周りに吊るすと引き出しの圧迫を減らせる
- 奥行きが収納棚に収まるか: 購入前に自宅の収納スペースの奥行きを測っておく
収納棚のサイズや賃貸物件の間取りは個人差が大きいため、購入前に必ず自宅の実測サイズを確認することをおすすめします。
❓よくある質問
調理器具を減らすと料理の幅は狭くなりませんか
多機能アイテムに置き換えることで、専用品がなくてもある程度の幅はカバーできます。ただし、揚げ物を頻繁に作る、お菓子作りを本格的にするなど特定のジャンルに力を入れたい場合は、そのジャンルの専用品だけ残す・追加するという考え方でよいと思います。
一気に手放すのが不安です
私も最初は「使うかもしれない」という不安がありました。おすすめは、まず使わないものを1箇所にまとめて保管しておき、1〜2か月使わなければ処分を検討する、というワンクッションを置くやり方です。
ミニマリスト向けキッチン用品は割高ではありませんか
多機能アイテムは単体で見るとやや高めに感じることもありますが、専用品を複数買うよりトータルコストは抑えられることが多いです。収納スペースの節約という価値も含めて考えると、コスト以上のメリットがあると感じています。
✅まとめ:専用品より「1つで何役こなせるか」で選ぶ
ミニマリストのキッチン用品選びは、我慢して数を減らすというより、多機能アイテムに置き換えることで結果的に点数が減っていく、という考え方が続けやすいです。
- 最低限の目安は調理器具5〜6点(フライパン・鍋・包丁・まな板・調理小物・計量器具)
- 深型フライパンとマルチポットで、専用鍋の多くを代用できる
- 手放すときは使用頻度が低いものから優先的に見直す
- 収納棚のサイズを実測してから買い替えを検討する
今日、キッチンの収納棚を開けて、この1年で1回も使っていない調理器具がないか確認してみてください。それだけで、次に手放すべきものが自然と見えてくるはずです。
モノが減ると、キッチンに立つ時間がちょっと軽くなるよ。まずは1つ、使っていないものを見直してみてね。
🔗こんな記事もあわせてどうぞ
キッチン用品の見直しと合わせて、収納スペース全体を整理したい人には以下の記事も参考になります。
- 冷蔵庫の中がいつもぐちゃぐちゃな人は、一人暮らし冷蔵庫収納のやり方もあわせてチェックしてみてください。調理器具とあわせて、キッチン全体をすっきりさせられます。
出典一覧
- ミニマリストに必要な調理器具は5つ|なにおれ
- 一人暮らしミニマリストの調理器具5選|life-question-kininaru
- 【大調査】ミニマリストが使う調理器具・キッチン用品とは?
- 記事内の使用感・手放したもの/残したもののリストは執筆者自身の一人暮らし経験に基づく個人の記録であり、効果や適合性を保証するものではありません
- 実在製品の価格・サイズは流通時期・型番により変動するため、購入前に必ず公式・販売店の最新情報をご確認ください



こんにちは、ミチルちゃんだよ〜。今日は一人暮らしミニマリストのキッチン用品について、一緒に整理していこうね。